ティーバッグの作りかた、いっしょに見に行こう!
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茶葉のサンプル
紅茶は、主に茶葉生産国※1などで開かれるオークションで買い付けます。原産国※2で毎週開かれているオークションや、生産者からの直接買付するケースもあります。実際にそのサンプルを取り寄せて、ティーテイスターが品質を確認した上でどの原料を買うか決定します。
※1 生産国とは製造物を生産した国のこと。
※2 原産国とは原料や素材が作られた国のこと。
ティーテイスターによる鑑定
シーズンにもよりますがティーテイスターは週に数十点〜数百点のサンプルを、茶葉そのもののサイズや形状、熱湯で淹れたときの香り、抽出液の味わいや色など、1点1点ていねいに確かめます。
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オークション会場
ティーテイスターが鑑定・厳選した紅茶を原産国のオークションなどで買い付けます。
買い付けには紅茶の品質と価値を見極める力や、生産者との信頼関係が大切で、たくさんの経験が必要です。
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船で到着
買い付けされた紅茶は、主に船で直接日本へ輸入されます。
原産国で船に積まれてから日本の工場へ運ばれるまで、1ヶ月位かかります。
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棚に並ぶサンプル缶
輸入した紅茶のサンプルを取ります。
それをティーテイスターが再び鑑定し、味や香りなどの品質を確認します。
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様々な紅茶をブレンド
紅茶はもともと農産物なので、採れる時期や場所によって、味や香りなどが違います。
そこで、品質に差が出ないよう、様々な特徴を持つ紅茶を組み合わせ、ブレンドしています。
製品の品質がいつも同じになるように、ティーテイスターがブレンドの割合を慎重に決めて「ブレンド処方」を作ります。
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ブレンダー
ティーテイスターの処方をもとに、紅茶をブレンドします。
いつも飲まれている「デイリークラブ」も、10〜20種類の紅茶を組み合わせてブレンドしています。
ブレンダーの中は、大量の茶葉が均一に混ざるように回転しています。
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品質検査中
ブレンドした紅茶は、ティーテイスターの処方(設計)どおりにできているか、品質管理の担当者が味や香りを確認します。
同時に、品質管理の担当者が紅茶に含まれる成分などの品質を検査します。
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いよいよティーバッグが作られるよ。まずは、実際に動いているところを見てみよう!
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包装されるティーバッグ
できあがったティーバッグを箱などに詰めます。ここでやっとお店に並んでいる姿になります。
この工程では、たくさんの測定機器によって、正しい量や重さになっているかなどを管理しています。
様々なチェックを受けて品質を確認されたものだけが製品となり、段ボール箱に詰められます。
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トラックに積まれる製品
倉庫に保管された製品は、全国から来る注文に応じて、トラックに積まれて出荷されます。
そして、スーパーやコンビニエンスストアなどのお店に並べられます。
こうやって、おいしいティーバッグが作られて、みんなのところへ届くんだよ。
作るのってたいへんなんだね〜。早速帰って飲んでみようっと。